嫌いな人が気にならなくなる方法!自分ルールを手放す5つのステップ

未分類

自分を苦しめているのは自分のルールが原因であると「めんどくさいがなくなる本」の著者である鶴田先生は言う。例えば、威圧的な人が苦手な人は、人に威圧的にするべきでは無いという自分ルールがある人が多い。自分では信じられないことを他人がしている、つまり自分のルールを破っているので、その人にイライラするのだ。

著者の鶴田先生によると、自分のルールは手放せるという。自分で決めてしまったルールを手放すことで、他人にイライラしなくなり、他人を嫌うことが少なくなる。今回は自分のルールを手放して他人が気にならなくなる方法を紹介する。

1.自分のルールを自覚する

まずは、自分のルールを自覚することである。他人に怒りを感じているとき、その人が自分のルールを破っているのだが、自分のルールは無意識下で発動しているため、自分ではそのことに気づかないことが多い。

自分のルールを見つけるための方法

  1. 自分の嫌なところとダメな部分を書き出す
  2. 自分の親を思い浮かべて、自分の親のダメな部分と嫌なところを書き出す
  3. 親以外の嫌いな人を思い浮かべて、その人のダメな部分と嫌なところを書き出す
man-2562325_640-300×200.jpg

自分の嫌なところやダメなところは、自分の何らかのルールを破っているから、嫌だなと思う訳だ。特に親は自分の性格を形作る上で、かなり影響を与えているはずである。親の行動を見て、こうはなりたくないと思うことで自分のルールが形成されていることも多いと思われる。

ちなみに親の嫌なところは、実は自分の嫌なところと同じである。さらに、それはすべての人に適応されるという。

全ての人は、自分の内面を映し出す鏡です。たとえば、私がある人を怒りっぽいと判断したとします。その場合、私の中にも怒りっぽい部分があるのです、もし、私の中に怒りっぽい部分がまったくなかったら、他人の怒りっぽいという概念を理解できません。ですから、不快に感じることはないはずなのです。

やってみると、同じような点で自分・親・他人にイライラしていることが分かる。

人を嫌うのは、悪いことなのか

ここで、注意したいのは、人を嫌うことは悪いことでは無いということだ。私たち人間は、常に頭の中で人を裁く生き物なのである。これに抵抗したり、嫌うことはダメだと感情を抑え込んだりしても、人間とはそういうものなのだ。

自分のルールを基準にして、それに合うかどうかを日々裁いている。この点に抵抗しても苦しくなるだけだ。我々は人を嫌うのも、裁くのも当たり前。そうでなければ人間では無い。

自分や他人の嫌な部分を「~すべき」「~すべきではない」に変換

例えば、「彼は怒りっぽい」と書き出していたら、人は人前で怒るべきでは無いというルールを持っている可能性がある。

2.そのルールを考えているときの感情を味わう

感情を味わうというと、何をするべきなのかいまいち釈然としないと思う。これはその言葉の通り、腹が立ったとき、その感情に注意を向け、腹の立つ感情をじっくり感じてみるのだ。

多くの人は自分の感情にふたをしがちである。腹が立つとか、イライラするとかいう感情は隠すべきだし、感じるべきでは無いというルールを持っている人が多いからだ。

しかし、それは自分を苦しめる考えである。ストレスが溜るからだ。自分の感情に蓋をし続けるとストレスが溜って疲れ果て、何もかも嫌になってしまう。

ストレスを溜めないようにするには、ネガティブな感情を感じたときに、それをじっくり感じればいいのです。

感情は役割を終えると去っていくと言う。体に意識が向いているときは、思考が働きにくくなっている。感覚と思考は両立が難しく、体への感覚を感じているときは、思考が働かなくなる。ネガティブな感情が出てきたときは、ひたすらそれを体で感じ、頭の中を空っぽにする。そうすることで、感情は自然と去って行く。

3.そのルールを手放した方がいいか自答する

自分のルールは手放さない方が良いケースがある。それは、そのルールが作られたのは、過去のある時点で少なくても自分の役に立っているからである。過去に役には立ったが、現在は自分を苦しめているだけなら手放せば良いし、現在も実は役に立っている部分があるのなら手放さずに持っておけば良い。

4.そのルールを色んな角度から見直す

このステップでは自分のルールを細かく色んな角度から見直して行く。

①そのルールの素晴らしさに気づく

自分のルールは実は役に立っていたということに気づくのは大切である。今現在自分を苦しめていたとしても、過去に役に立っていたことは大いにあり得る。今の自分があるのは、そのルールのおかげなのである。そのルールが自分にとってどのようなプラスの変化をもたらしたのか、書き出していく。

②大切な人のように自分に接する

自分の嫌なところやダメな部分は、自分では無条件に受け入れてしまう。しかし、不思議なことに自分の大切な人が嫌なところを指摘されて現実を見せつけられていると、「そんなことないよ、大丈夫だよ」と言って、慰めることが多い。そこで、自分自身に対して大切な人のように接するのだ。

自分の嫌なところリストがあるはずである。そのリストから、大切な人が責められている所を想像して、その時に自分はどんな言葉かけをするか想像する。その時は、いつものように自分を非難する言葉とは違う声かけをするだろう。そして、その言葉を自分へのメッセージにする。自分を愛していこう。

③自分を受け入れる

自分の嫌なところやダメな部分は最終的には受け入れることが必要になる。その時注意することがある。それは、自分からダメな部分をさらけ出すという行為をするときに、注目を集めるため、自分のダメージを減らそうするためにあえて保険をかけておくことである。

こういった人は世の中に多いので、実際にその点を他者から指摘されると内心傷つき、怒ったり泣いたりして恨まれる可能性もある。自分がそうなっていないよう注意する必要がある。

内心傷ついているうちはまだ本当の自分を受け入れられていない。そこで必要なメンタルは、自分の欠点は自分の特徴である、と考えることである。大きな欠点だと思っている部分が、実は最大の武器になることもありえるのだ。自分はそういう人間だと開き直ることが重要なのである。

自分の欠点によってミスが生じたとき、本当に自分を受け入れている人は自分を恨まない。それは自分が悪いのでは無く、そういうシステム・流れになっているのが原因だと考えることができる。

自分のダメなところをそういうものだと受け入れることで、適切な対策がとれるのだ。そして、それが愛嬌になっていく。

5.ルールの方が私を手放してくれる

1~4のステップをたどると、自分がルールを手放すのではなく、ルールの方が自然と自分から離れていく感覚があるはずだ。それは、無理に手放そうとするのではなく、気づいたら楽になっており、そのルールが無くなっていたという感じである。

まとめ

自分のルールに迫ることで他人を許せるようになる。そのことで苦手意識を克服するという内容だった。意外な内容で方法としてやり方はかなり泥臭いが、しっかりやった分は自分に返ってくるだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました